カルビチム
韓国宮廷料理の中でも、私が最も得意とし美味しいと思う煮物はこのカルビチムです。
カルビチムとはカルビは、皆様ご存知のお肉のカルビ、チムは韓国語では鳥、魚、肉、野菜などを色々の薬味と一緒に煮詰めた物という意味です。
つまり読んで字の如く、カルビの煮物です。
本来、カルビは骨付きカルビを使いますが、この頃は狂牛病の関係で、街のお肉屋さんではなかなか手に入れるのが難しくなりました。
でも、骨付きでなくても、普通のカルビでも充分に美味しく作る事が出来ます。
材料は、カルビの塊、大根、人参、椎茸、栗、棗です。
そして、味付け用の薬念醤。
作り方のポイントは、カルビは一度下湯でし、臭みや余分な油を抜いておく事です。
そして、薬念醤(醤油に薬味などを混ぜ合わせた物)はきちんと計り愛情を込めて美味しく作る事が何より大切だと思います。
しっかり煮込むと、カルビの肉汁と野菜の旨味に、薬念が混ざり合って言葉では表現しきれない位の美味しい煮物が出来ます。
私はこのカルビチムにはとても良い思い出があります。
ソウルにある宮中飲食研究所という、チャングムの誓いの料理指導をした学校に宮廷料理を習いに行った事があります。
このカルビチムの授業の日、実習で同じ班のリーダに薬念を作るように言われました。
責任を感じながらも、先生の説明どおり、しっかり計って作りました。
味見をして、OK
。 うん、美味しい
。
と思いながらも、煮込んだら一体どんな風になるのだろう。。
と考えていました。
試食の時、先生が味見に来ました。
先生は、スプーンで一口掬って口にし、少し考えて、なんと、薬念がとても美味しい
と言う事と、もっと煮込めば甘みが出てまだ美味しくなるという事を言われました。
その時、班の皆が、薬念担当だった私を誉めてくれ、とても嬉しかった事が今でも心に残っています。
その事に気を良くした私は、日本に戻ってからも、ナントカモ・オダテレバ・木に登る~
。。
かの様に、ルン♪ル♪ル~ン
とカルビチムは何度も作りました。

今ではもうすっかり得意料理の1つです。
トラックバックURL
この記事へのコメント
韓国宮廷料理の奥深さや体を労わった料理ということが、よく分かります。
ほめられたという薬念醤どんな味なのかな?気になります。
次回の料理期待してます。




























